昔の人は必然的にオーガニックな食べ物を食べていたと思いますが寄生虫などのリスクは無かったのですか?

昔の人は必然的にオーガニックな食べ物を食べていたと思いますが寄生虫などのリスクは無かったのですか?

昔の人は必然的にオーガニックな食べ物を食べていたと思いますが寄生虫などのリスクは無かったのですか?

結論からいうと
・昔はオーガニック=安全ではなく、むしろ寄生虫リスクは今より高かった
・現代のオーガニック食品は「寄生虫ゼロ」ではないが、衛生管理でかなり低く抑えられている
というのが実態です。

■昔の食事(自然=安全ではなかった)

昔の人は確かに農薬や化学肥料のない食べ物=現代的に言えば「オーガニック」を食べていました。
しかし同時に、寄生虫感染は非常に一般的でした。
なぜ多かったか


1.人糞肥料(下肥)
・野菜に寄生虫卵が付着
・回虫・鞭虫などが広く流行
2.生水
・井戸水・川水に寄生虫
・赤痢・アメーバ
3.生肉・生魚
・アニサキス
・条虫(サナダムシ)
・肝吸虫
4.家畜との距離
・牛・豚・犬由来の寄生虫
日本の例(戦前)
戦前〜1950年代頃まで
日本人の寄生虫感染率:50〜80%
と言われています。


特に
・回虫
・鉤虫
・鞭虫
はほぼ「国民病」でした。
つまり
昔=自然=健康
ではなく
自然=寄生虫多い
が実態です。


■現代のオーガニック食品のリスク

現代のオーガニックは
「農薬・化学肥料を減らす」
という意味であって
無菌・無寄生虫ではありません
ただし昔と違うのは
衛生管理が圧倒的に進歩
している点です。
現代でもあり得る寄生虫リスク
ゼロではありません。
野菜
・有機肥料(堆肥)由来の虫卵
・土壌中の寄生虫
水洗不足
→ ただし
現在は堆肥の発酵管理が厳格
なのでかなり低い
生肉
オーガニック関係なく
・トキソプラズマ(豚・鹿)
・条虫
・サルモネラ
→ これは通常食品でも同じ
生魚
・アニサキス
・肝吸虫
→ オーガニックかどうかは関係なし

■現代でリスクが低い理由

1.下水処理がある
2.人糞肥料をほぼ使わない
3.検査体制
4.冷蔵・冷凍
5.洗浄習慣
6.医療(駆虫薬)
その結果
日本の寄生虫感染率は
1%未満まで低下しています。

■重要な誤解

よくある誤解:
オーガニック=無農薬=安全
ではない
実際は
昔の自然食と現代オーガニック
昔=寄生虫が非常に多く衛生面は低く感染率50%以上
現代=寄生虫がかなり少なく衛生面は高く感染率1%未満


■現代で気を付けるポイント

オーガニックでも普通の食品でも同じです。
・野菜は洗う
・生肉は十分加熱
・ジビエは注意
・川魚は加熱
・手洗い
これでリスクはほぼ無視できるレベルになります