魚は水中ですが人間の様に感染、伝染する病気はあるのでしょうか?

魚は水中ですが人間の様に感染、伝染する病気はあるのでしょうか?

魚は水中ですが人間の様に感染、伝染する病気はあるのでしょうか?

結論から言うと魚にも人間のように「感染・伝染する病気」があります。
しかも水中という環境のため、人間よりも広がりやすいケースも多いです。

■ 魚の感染症の種類

魚の病気は大きく分けて、人間と同じく次の3系統です。
①細菌感染(バクテリア)

・赤斑病
・尾ぐされ病
・エロモナス症
・ビブリオ病(海水魚)
特徴
・傷口から感染
・水質悪化で発生しやすい
・水中で他の魚にうつる
・養殖場では集団感染しやすい
人間でいう「化膿感染」や「肺炎」に近いイメージです。


②ウイルス感染

・コイヘルペスウイルス(KHV)
・ウイルス性出血性敗血症
・伝染性造血器壊死症(サケなど)
特徴
・非常に感染力が強い
・水を介して広がる
・一度出ると大量死も
人間のインフルエンザのように「集団感染」します。


③寄生虫

・白点病
・イカリムシ
・ウオジラミ
・鰓寄生虫
特徴
・直接接触でうつる
・水槽や池で蔓延しやすい
・ストレスで発症
これは人間でいう「シラミ」や「ダニ」に近いです。

■ 水中は感染が広がりやすい

魚の世界は実は感染にとても不利です。
理由
・水が常に共有されている
・排泄物・粘液が拡散
・密集しやすい
・体表がむき出し
つまり
空気感染+接触感染が同時に起きる環境です。
そのため養殖では
・1匹発症 → 全滅
というケースも珍しくありません。

■ 人間にうつる魚の病気は?

基本的に
魚同士の病気は人間にはうつりません。
ただし例外があります。
まれに
・ビブリオ菌(傷口から感染)
・マイコバクテリウム
・寄生虫(生食)
ただこれは
「魚の病気が人にうつる」
というより
魚が菌を持っているだけ
です。
普通に調理していれば問題ありません。

■ 野生の魚はなぜ全滅しない?

ここが面白い点です。
自然界では
・密度が低い
・水が広い
・強い個体が生き残る
なので
大流行しにくい。
逆に
・水槽
・釣り堀
・養殖
は非常に流行しやすいです。

■ まとめ

魚にも人間と同じように
感染・伝染する病気は多数あります。
しかも
水中という環境のため
人間以上に広がりやすい
とも言えます。